第五回 土産物(いやげ物) キーホルダー編 高知県
天袋、家の掃除をしてみれば出るは出るは、あの日のお宝?
誰が行ったか知らないが「旅の土産のキーホルダー」
叱られて、取り上げられた「プラモデル」
勉強用、買って使わず「ヒーローノート」
誰が聴いたかビックスター「昭和歌謡のSP盤」
娯楽といえばプロ野球、知らぬ球団「バッヂ」をつけて草野球
あの頃、
捨てずに残したお宝も、今じゃ「家のじゃまけモノ」
誰からもらったか分からない、四国・高知の「いやげ物」~~!
まず「いやげ物」とは何ぞ? それはイラストレーターで、コラムニストでもあり、マルチなタレントの「みうらじゅん」さんが作った造語で「嫌 + 土産物」のことだ。即ち、もらって困る(嬉しくない)土産物のこと、趣味の悪い置物や地名の刻まれたキーホルダーやペナントなどだ・・・。
大掃除をすれば、これが出るは出るは・・・、それも同じ観光地のキーホルダーや聞いたことがない地名の名所もだ。誰がくれたのか、昭和の大人たちは、「子供の土産はこんなものんだろう」と舐め腐っていたんだろう(怒)。
心の中では「そんな物いるかい!」と思い、でもそんなことは大人に言えず、複雑な顔で「ありがとう」と言うしかなかった。
その中でも「なぜ?」か4つもある「高知県」、今回はこれを見てもらいます。これが昭和の「いやげ物」! 見せられても迷惑だろうがご容赦ください。
一つ目は、土佐といえば「坂本龍馬」それに桂浜。面面には「龍馬像」裏面に「桂浜」、定番中の定番の観光地を刻んだキーホルダー。形は丸じゃなく花型なのだろうか? 坂本家の家紋「桔梗」をイメージしているのかな。
2つ目、高知県南西部の土佐清水市にあり「国立公園」に指定されている「足摺岬」が表、裏が「天然記念物・土佐犬」。今なら表が足摺岬なら、裏面は「ジョン万次郎」だろうな。
3つ目・・・、「足摺岬」。裏面は足摺岬のシンボル的建造物「足摺海底館」。全国に7つある海中展望塔のひとつで、中四国では唯一の施設だそうだ。もらった時、表面の縁にはゴールドメッキの金ピカだった(いらないけど)。
・・・4つ目、ダメ押しの「足摺岬」。でもデザインが違う~! 木製の将棋のコマに風鈴付きだ~。誰が欲しいのよこれ・・・。裏には「通行手形」て・・・。
暗い気持ちになるお土産です。