天袋、家の掃除をしてみれば出るは出るは、あの日のお宝?
誰が行ったか知らないが「旅の土産のキーホルダー」
叱られて、取り上げられた「プラモデル」
勉強用、買って使わず「ヒーローノート」
誰が聴いたかビックスター「昭和歌謡のSP盤」
娯楽といえばプロ野球、知らぬ球団「バッヂ」をつけて草野球
あの頃、
捨てずに残したお宝も、今じゃ「家のじゃまけモノ」

行っても無いのに「沖縄国際海洋博覧会」キーホルダー。
今回の「家のじゃまけモノ」は、関西大阪万博記念の第二弾~!(笑)。それは、1975年(昭和50年)に沖縄県の日本本土復帰記念事業として沖縄県国頭郡本部町で開催された「沖縄国際海洋博覧会」のキーホルダーと記念硬貨です。この海洋博のテーマは「海・その望ましい未来」と言って、当時の「特別博(現在・認定博)」としては史上最大の規模だったんです。※関西大阪万博は「一般博」の『登録博』、沖縄国際海洋博覧会は特定の分野に焦点を当てた「特別博」で『認定博』と言います。
この「沖縄国際海洋博覧会」の「いやげモノ」は、従姉妹のお姉さんの新婚旅行土産だった。当時、メディアを含めた企業や内地人たちは、沖縄県の日本本土復帰を喜びすごく賑わっていたんです。テレビCMでは、白い砂浜や青い空、エメラルドグリーンの海を映し出した航空会社のキャンペーンが引っきり無しに流れていました。その流行に乗り、ご多分にもれず、お姉さん達は新婚旅行の行き先を沖縄にしたんです。そのお土産がいやげモノとは・・・(悲しかった・笑)。

沖縄国際海洋博覧会記念キーホルダー
表面・海洋博のロゴマークと沖縄本島地図、その下にはなぜか鐘型の風鈴がついている?
裏面・現在、世界遺産の首里城「守礼門」

左・これが裏面です、やはり海洋博のロゴマーク、それに小さく見えにくいですがイルカのマスコット「オキちゃん」がいます。
右・こちらが表面、「守礼門」の下には紅型をイメージした波模様です。
この記念硬貨も使えないんだよね、なぜなんだろうか?

このキーホルダーは、その時乗って行った飛行機の非売品キーホルダーだと思う。ちくしょう~、子供だと思って安く見積もられている!!
全日空トライスターは、海洋博の前年に就航した沖縄線で使用された機材です。その機材は、ロッキード事件で有名なロッキード社「L1011トライスター」なのです。

裏面には、その「L1011トライスター」。
これは大きな声では言えないけど、新婚旅行の4年後にお姉さん達は別々の道を歩み出した。呪物的な新婚旅行いやげモノになった(笑)。