酒 / 奥出雲の一滴 改良八反流 純米酒(島根県)
肴 / うなぎ上折(志津可)

一一三献目 一合一肴・いちごうひとな
     (旧・おれが むらた だ!) 

奥出雲酒造
奥出雲の一滴  改良八反流  純米酒

原料米 改良八反流 
精米歩合 60% 
日本酒度 不明
酸度 不明
アルコール分 15~16%
産地 島根県仁多郡奥出雲町

 本日の一献は、いただいたお酒で「家呑み(コロナ禍で馴染んだ・笑)」です。そのお酒は、島根県仁多郡奥出雲町に蔵を持つ「奥出雲酒造」さんの「奥出雲の一滴・改良八反流・純米酒」です。この蔵の創業は、平成16年と比較的新しい酒蔵なのだけれど、一度、消えてしまった酒米「改良八反流」を地元農家と連携して栽培させ復活させた、情熱を持つ酒蔵さんなのですよ。その「改良八反流」を使用して醸造したのが「奥出雲の一滴・改良八反流」、そのお味は~! 

 まず上立ち香は、うっすらと甘い香りがする程度で邪魔にならない。口に含むと「じんわり」と米の旨味が広がり、「スーッ」と喉に吸収されていく感じですね。裏ラベルには低温での「熟成」と書かれていたけど、熟成感はあまり感じられない。スッキリしたキレがあるお酒ですね、でも、これをぬる燗でいただくと変わるんですよ! 綺麗なイメージのお酒から、しっかり目のお酒に奥出雲は奥が深い!!

こんな感じで包まれている、志津可・うなぎ上折。掛け紐が芝居幕色だ。

あわす肴
うなぎ上折(志津可) 3500円

 今宵の肴は贅沢に「うなぎの折詰」3500円! 実はこれも頂き物(笑)、近頃は自分でなかなか買えないですよね・・・。この折詰の鰻屋さんは「大阪天神祭・船渡行」で知られている大河沿い、大阪弁護士会館向かいにある「江戸前の鰻・志津可(しずか)」さんの折詰です。

 江戸前の鰻は背から捌かれ、皮めが香ばしく焼かれ、タレは甘すぎずしょっぱ過ぎず酒の肴にちょうどいい! 腹部分は脂があり柔らかく、尻尾の方は若干歯ごたえを感じられ、味も食感も楽しめる。味変で山椒を振りかけると、また違う味わいです。そんな、上等な鰻の脂の旨味を、奥出雲の清流で育った「奥出雲の一滴」の旨味が受け止める。奥の深い口内の連携プレーを繰り返した、今宵の一献だ。

ちょっと偏っていたが、ご飯を覆うように鰻が存在感を表している~~。 
志津可の外観
島根県奥出雲町・神話の故郷のお酒|奥出雲酒造株式会社
島根県奥出雲町にある酒造会社「奥出雲酒造株式会社」のホームページです。地域で育まれた米を原料とし、弊社では酒造りを行っております。小さな町の小さな蔵ですが、地域の宝物である米を使用した酒造りを使命としゆっくりと歩み続けて参ります。

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