奥出雲酒造
奥出雲の一滴 改良八反流 純米酒
原料米 改良八反流
精米歩合 60%
日本酒度 不明
酸度 不明
アルコール分 15~16%
産地 島根県仁多郡奥出雲町
本日の一献は、いただいたお酒で「家呑み(コロナ禍で馴染んだ・笑)」です。そのお酒は、島根県仁多郡奥出雲町に蔵を持つ「奥出雲酒造」さんの「奥出雲の一滴・改良八反流・純米酒」です。この蔵の創業は、平成16年と比較的新しい酒蔵なのだけれど、一度、消えてしまった酒米「改良八反流」を地元農家と連携して栽培させ復活させた、情熱を持つ酒蔵さんなのですよ。その「改良八反流」を使用して醸造したのが「奥出雲の一滴・改良八反流」、そのお味は~!
まず上立ち香は、うっすらと甘い香りがする程度で邪魔にならない。口に含むと「じんわり」と米の旨味が広がり、「スーッ」と喉に吸収されていく感じですね。裏ラベルには低温での「熟成」と書かれていたけど、熟成感はあまり感じられない。スッキリしたキレがあるお酒ですね、でも、これをぬる燗でいただくと変わるんですよ! 綺麗なイメージのお酒から、しっかり目のお酒に奥出雲は奥が深い!!
あわす肴
うなぎ上折(志津可) 3500円
今宵の肴は贅沢に「うなぎの折詰」3500円! 実はこれも頂き物(笑)、近頃は自分でなかなか買えないですよね・・・。この折詰の鰻屋さんは「大阪天神祭・船渡行」で知られている大河沿い、大阪弁護士会館向かいにある「江戸前の鰻・志津可(しずか)」さんの折詰です。
江戸前の鰻は背から捌かれ、皮めが香ばしく焼かれ、タレは甘すぎずしょっぱ過ぎず酒の肴にちょうどいい! 腹部分は脂があり柔らかく、尻尾の方は若干歯ごたえを感じられ、味も食感も楽しめる。味変で山椒を振りかけると、また違う味わいです。そんな、上等な鰻の脂の旨味を、奥出雲の清流で育った「奥出雲の一滴」の旨味が受け止める。奥の深い口内の連携プレーを繰り返した、今宵の一献だ。