松瀬酒造
松の司 純米吟醸 あらばしり 生
原料米 山田錦
精米歩合 55%
日本酒度 +3.0
酸度 1.4
アルコール分 16%
産地 滋賀県蒲生郡竜王町弓削
今日の一献は、ホームグランド「酒のムラタ屋」からお届けします。頂くお酒は
滋賀県蒲生郡の竜王町に蔵を持つ「松瀬酒造」さんの「松の司 純米吟醸 あらばしり 生」をご紹介です。はじめに「あらばしり」とは? それは、酒造りの工程の「醪(もろみ)を搾った時に一番最初に垂れてくるお酒」のことを言います。「松瀬酒造」さんでは、毎年、年末に最初の清酒としてリリースされるのがこのお酒らしいのです。ただ!! 今回の「あらばしり 生」はちょっと違うのですよ、裏のラベルの製造年号が「2018年」!! 「生酒」を約6年間、瓶詰め後に低温貯蔵しているレアな一本なのです。
その味は、緩やかな熟成感がありながら、「生感」のフレッシュフルーツの香りもほんのり感じられる摩訶不思議な旨酒に成長している。基本、米の味がしっかりとしているお酒なので、ぬる燗が本当に旨い!! 「あらばしり 生」を6年熟成させるなんて変態的行動だ(笑)、だが、そんなお酒を愛してしまった私も偏愛者なのだろう。次はいつ会えるのか、心待ちになる夜だった。
あわす肴
にしんの干物 750円
そんなレアで変態な「生酒・6年熟成」に合わせた肴は、迷ったあげく「にしんの干物」にした。滋賀県といえば琵琶湖、淡水魚をイメージしたので少しクセのある魚「にしん」が良いと思い(なんの根拠もなく・苦笑)。
干した「にしん」は、しつこい脂分が飛んでいて酒の肴にはちょうど良い。江戸時代では、「猫の餌」と言われ「貧乏人が食すもの」とされていた(笑)。いいじゃないか~、懐が寂しかろうが心を満たせる一献の代金を持っていれば・・・。
大将~! 変態酒をもう一本、燗につけておくれ。
本日、一献の酒場は
酒のムラタ屋 大阪府大阪市西成区天下茶屋2-21-13 2F
営業時間 18時より 定休日 日・月曜日