林龍平酒造場
九州菊 特選純米酒
原料米 夢つくし
精米歩合 60%
日本酒度 不明
酸度 1.5
アルコール分 16%
産地 福岡県京都郡みやこ町
本日は福岡県東部に位置する、京都郡みやこ町(京都と書いて「みやこ」と読みます)の酒蔵「林龍平酒造場」さんから辛口の九州らしいお酒で一献です。この酒蔵の創業は1837年(天保8年)と「天保の大飢饉」の真っ最中に酒造りを始めたのです(すごい!)。
福岡県で三番目に高い山「英彦山」の伏流水から作られた「九州菊 特選純米酒」(あっ、これも「九州菊」と書いて「くすぎく」と読みます)の味は! 一口呑めば「あぁ~九州酒だ~」と思えるお酒で、硬水を仕込み水に使用しているので「ピリリ」と辛口。もちろん米の旨味も凝縮されている、昔ながらの日本酒です! 常温でもいいけど、燗にすれば角が取れバランスの良い酒になる~、食中酒にはもってこいですね。
あわす肴
イカ一夜干し 600円
そんな九州酒を味わえば、何となく玄界灘のイカが食べたくなった(贅沢な)。ひとりごつ、呟けば、大将が「玄界灘産じゃないけど一夜干しならある」と冷蔵庫から出してくれた。もちろん、今夜の肴はそれに決まり!
厨房から香ばしいイカを焼く香りがしてくる~、その香りで「九州菊」を呑みしばし待てば、小ぶりながらもゲソ付き一杯の一夜干しが登場。味は言うまでもなく安定の旨味、味変用のマヨネーズと七味唐辛子ならず山椒の実!! さすがはムラタ屋、こんなところにらしさが出るね~。
山椒の身が「ピリリ」と口を刺激する、追うようにイカの甘みが広がる、そしてまた一献。今度は九州酒の「ピリリ」と旨さが暴れ出す。
ゲソがいい肴になるんだ、それにエンペラ部分がコリコリと旨い。
本日のちょっとつまんどいて「蕗味噌」
本日、一献の酒場は
酒のムラタ屋 大阪府大阪市西成区天下茶屋2-21-13 2F
営業時間 18時より 定休日 日・月曜日