

秋鹿酒造
秋鹿 生酛 純米 無濾過 原酒 へのへのもへじ
原料米 自営田循環農法・雄町
精米歩合 70%
日本酒度 +8
酸度 2,8
アルコール分 17%
産地 大阪府豊能郡能勢町
本日は家呑みで一献。いただくお酒は、大阪府最北端、「大阪の北海道?」「大阪のチベット?」と言われたりする豊能郡能勢町に蔵を持つ「秋鹿酒造」さんの「秋鹿 生酛 純米 無濾過 原酒 へのへのもへじ」です。この酒蔵は、世の中が健康志向や環境保護などに目覚める前から、無農薬の自営田でお米を作り原料米としてお酒を造っている、意識高系の蔵なのです。そのお米を使った証がラベルの「へのもへじ」、なんで「へのもへじ」かはわかりませんが(笑)。
そのお味は、とにかく「原酒」のパワフルさを実感できる、その奥には「雄町」のパンチの効いた旨さが隠れているぞ。そして、無骨とも言える「酸」が襲いかかってくる、さすがは生酛仕込みです。そんな荒くれっぽさを、一年熟成によりバランスを取っている面白いお酒です。

あわす肴
明石焼き(出汁)
大阪のお酒には、大阪名物を肴にと考えた、思い浮かぶのは「たこ焼き」!? う~ん・・・、いくらパンチ力がある日本酒と言えど「たこ焼き」は、少しミスマッチのような気がした(笑)。そこで、自宅の冷蔵庫を物色すると、そこには頂き物の「明石焼き」があるではないか!! よし! これだ~。
このままチンをして肴にするのも良いが、本格的な寒さが訪れたので「出汁」を作り暖かくいただく事にする。「いりこ」と「昆布」で出汁をとり、酒の肴なので少々「塩」を多めに。色には贅沢に「三つ葉」を添える、どこから見ても明石で食べる「明石焼き」の完成。
酒蔵の心温まる手仕込みのお酒と「明石焼き」の出し汁で暖かい巣篭もり家酒の一献だ。

お気に入りのお椀に、よく似合う「明石焼き」だと自画自賛(笑)。