天袋、家の掃除をしてみれば出るは出るは、あの日のお宝?
誰が行ったか知らないが「旅の土産のキーホルダー」
叱られて、取り上げられた「プラモデル」
勉強用、買って使わず「ヒーローノート」
誰が聴いたかビックスター「昭和歌謡のSP盤」
娯楽といえばプロ野球、知らぬ球団「バッヂ」をつけて草野球
あの頃、
捨てずに残したお宝も、今じゃ「家のじゃまけモノ」

馴染みのないマンガのソノシート、一度も聞いたことがない・・・。
歌謡曲のレコードと共に令和に現れた「ソノシート」! 『ソノシートって何?』と思う人もいるでしょうね。では、「ソノシート」の説明をしておきましょう。「ソノシート」は「朝日ソノラマ(朝日新聞社の子会社で2007年営業停止・解散)」の商標登録で、普通のレコード、即ちビニール盤のレコードから比べれば音質は劣るものの、安価(廉価かな)で製造ができたレコードなのです。そのため、子供たちも手軽に買えたことで、テレビマンガで放映されていない週刊誌の人気マンガなんかを収録していたものですね。ジャケットはマンガブックになっていて、ソノシートに収録されたドラマを聴きながら楽しむことができる、音声付き漫画本のような物なのです。
でもこの「ミラクルA(エース)」は、貰ったら時(昭和45年くらいかな)から「じゃまけモノ」だった(苦笑)。それは、私が物心ついた時に「ミラクルA」の連載が終わっていて、誰も原作本(コミック)を持ってなかった・・・。そんなモノを貰っても、誰が聴くのでしょう? 絶対に聴かないよ!!
ほんと! 当時の大人の怠慢さはひどい、マンガ系のモノを与えれば子供は喜ぶと思い込んでいたのだろう。「こちらにも好みがあるんだよ! バカ~~」 とあの時、叫びたかった~~~(笑)。

週刊少年サンデーに昭和三九年から昭和四一年にかけて連載された。このソノシートの販売は昭和四〇年で定価280円、この「ミラクルA」は、まぁまぁ高価だ!


ジャケットの中面はマンガになっている、吹き出しのセリフと同じモノがレコードに収録されている。凄いのはテレビで放映していないのに、オープニング、エンディングソングも収録されていた!

見開き一コマのページもあり、漫画雑誌感があります。最終ページにはレコードが入っています。

