
8月30日、晴れ。朝10時開場を目指し大阪梅田に到着。「えひめまるごと移住フェス in 大阪」の会場「グランフロント大阪・コングレコンベンションセンター」を目指す。本日は事前に「尋ねたい事リスト」を作成したので、何の不安もなくブースで話ができる! その上、愛南町さまには本誌掲載の了解も頂いており、心置きなく取材ができます。もちろん、私自身の移住が本題ですが(笑)。 開場すぐに入場、広いコンベンションセンター内には所狭しと愛媛県全20市町のブースが並んでいる。会場の中央辺りに目指す「愛南町ブース」を見つけました、事前にお願いしていた町役場・移住担当の鶴川さんと兵頭さんにご挨拶を終え、早速、お話を聞かせていただきました。
「南予の魅力から生活費・医療まで、愛南町担当者にリアルな質問をぶつけた!」


南予(なんよ)はどんな地域? 気質は?

筆者 本日はよろしくお願いします。早速、色々と聞かせていただきます。
鶴川さん こちらこそ、よろしくお願いします。
筆者 まず聞きたいのですが、愛媛県を「東予」「中予」「南予」に分けると、地域性はどう違いますか? 南予の魅力も教えてください。
鶴川さん 南予の魅力としては、海や山など豊かな自然が身近にあり、人とのつながりを感じやすい地域だと思いますよ。「中予」は松山市を中心とした都市圏、「東予」は製造業などが盛んな地域ですね。愛媛を旅した方からは『南予の人っておっとりしているね』とよく聞きます。
筆者 確かに、瀬戸内側と太平洋側では気候風土が違いますものね。それが気質にも出るんでしょうか。江戸時代の南予は、東北から来た伊達家の分家が統治していましたよね、「宇和島・伊達藩」として、瀬戸内側とはそもそも成り立ちが違う地域でもありますし。
鶴川さん そういう見方もありますね(笑)。気候も安定していて、のんびり暮らすにはちょうどいいエリアですよ。

移住者はどんな人が多い?
筆者 ちょっとイメージを掴みたいのですが、実際に愛南町へ移住している方はどのくらいの年代で、家族構成はどうですか?
鶴川さん 年代や世帯構成はさまざまですね。
相談対応をしている中での印象では、Uターンの方や働き手世代の方も多く、移住フェアでは50~60代の方から相談を受けることもありますよ。
町としては、子育て世帯の方の移住にも力を入れているところです。
筆者 幅広いんですね。実際に子育て世代は来られましたか?
鶴川さん 昨年に相談を受けて今年から、1組の4人家族が移住されました。旦那さんがSUP(スタンドアップパドルボード)が好きで、『海のある場所に住みたい』と愛南町を選んでくれたそうです。
町内どこからでも30分圏内に海へ出られますから(笑)。
筆者 確かにそうですよね。町から山と海が近いというひとつの売りですよね。特に海好きにはたまらない環境ですね。

透明度の高さは四国でもトップクラス!
写真協力 愛南町役場
移住先エリアはどう選ぶ?
筆者 愛南町の中で移住者に人気のエリアはどこですか?
鶴川さん 生活の利便性を重視される方には「御荘・城辺地域」の中心部、海に近い暮らしを希望される方には「西海・内海地域」、山や田園に近い暮らしを希望される方には「一本松地域」など、その方の希望に合わせてご案内していますね。
もともと5つの町村(内海村・御荘町・城辺町・一本松町・西海町)が集まった町なので、好みに応じた選択肢があるのが強みです。
筆者 それぞれ個性があるのですね。暮らしたいイメージによって選べるのはいいですね。

車は必須! 月の生活費はいくら?
筆者 地域の話が出たので、町の距離感を聞きたいです。愛南町でもやはり、地方あるあるの「家族1人に車1台」ですか?
鶴川さん 顕著にそれはありますね。
生活する地域や勤務先にもよりますが、夫婦それぞれが通勤するような世帯では、車が2台ある方が生活しやすいケースが多いと思いますよ。
筆者 やはりそうですよね・・・。
では、私が単身で移住するとして、住まい・光熱費・食費・車を含めた月の生活費はどのくらいでしょう?
鶴川さん お1人ですか! ご夫婦が多いんで・・・(苦笑)。
生活費については、家族構成や家賃、車の台数などによって大きく異なるので、一概に金額をお示しするのは難しいですね。
都市部と比べて住居費を抑えられる場合がある一方で、車の維持費や燃料費などは考えておく必要があります。
筆者 筆者 生活費は、私の歳ならば、抑えることができるでしょう・・・。一番かかるのが医療費かも(苦笑)。
※一軒家を借りると家賃は大体4~6万円ほど。愛南町にはワンルームがほとんどなく、3DKクラスが多いみたい(筆者調べによると・笑)。

医療体制 緊急のとき、どうする?
筆者 正直、医療が一番気になるところです。夜間・休日・緊急事態に対応できる総合病院はありますか?
鶴川さん 町内には「県立南宇和病院」があり、地域の中核病院として救急医療にも対応しています。一方で、診療内容や症状によっては、宇和島市や高知県幡多地域(隣接する高知県の地区)などの専門的な医療機関を受診・紹介される場合があります。
筆者 私は一人移住を考えていますが、若い家族の移住となれば子供の医療なんか気にされますよね。小児科とかはいかがですか?
鶴川さん そうですね。「県立南宇和病院」には小児科があり、町内にもお子さんを診療している医療機関があります。ただ、継続的な専門医療が必要な場合などは、移住前に受診先を確認していただくことをおすすめしています。

買い物・地域コミュニティ・防災などは?
筆者 日常の買い物はどこへ?
大型ショッピングモールはありますか?
鶴川さん 大型ショッピングモールはありませんが、町内にはスーパーやドラッグストアなどがあり、日常的な買い物は町内でできます。
より大きな商業施設や専門店を利用する場合は、宇和島市や高知県(四万十市)方面へ出かける方もいますよ。
筆者 ほんと、田舎あるあるですね(笑)。でも、スーパーやドラッグストアがあれば日常には困らなさそうですね。※宇和島市、高知県(四万十市)には車で約1時間ほどです(筆者調べ)。
ところで、自治会や地域行事への参加はどのくらい求められますか?
鶴川さん 地域によって自治会活動や行事の内容、頻度は異なりますね。もちろん参加を一律に強制するものではありませんが、無理のない範囲で地域活動に参加していただくと、地域の方とのつながりができ、生活にもなじみやすいと思いますよ。
筆者 互いに人間関係構築のためにも、暮らしやすくなるということですね?
鶴川さん はい、そうですね。
筆者 やはり、大切ですもんね。
私なんかは、是非とも参加してみたいと思う方です(笑)。
鶴川さん こられた時には、是非とも参加してください(笑)。

写真協力 愛南町役
筆者 移住して孤独を感じることってあるかもしれないけど、結局そういう地域コミュニティに参加しとけば、自分からつながりたいと思ってつながりの場を探す必要はないということですよね。
鶴川さん 地区ごとに面白いイベントもあれば、草刈りのような地域美化のためのイベントもあります、そういったものも含めて交流の場なので、そういったところにぜひどんどん顔を出せばいいでしょうね。
筆者 高齢化が進むなかで若い力が足りないですからね。私でも若造にされそうです(笑)。
鶴川さん もう、どこの地区も来ていただける分にはウエルカムなんで(笑)。
筆者 そして、少し訊ねにくことですが・・・。気になることなのでお聞きしますが、自然災害のことです。
最近、南海トラフ地震の話題が多いですが、防災面の対策はどうなっていますか?
鶴川さん 町では津波避難場所等を指定しています。ただ、地域や物件によって災害リスクは異なりますので、移住を検討する際にはハザードマップで浸水想定区域や避難場所、避難経路などを確認していただいています。
筆者 山手に避難場所があれば安心できますね、地形的に海から山が近いので。
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