酒 / 道灌 鶴亀 氷冷貯蔵 山廃大吟醸生原酒(滋賀県)
肴 / 鳥の上肝のうま煮

一一九献目 一合一肴・いちごうひとな

平成二二年酒造の「道灌 鶴亀 氷冷貯蔵 山廃大吟醸生原酒」

太田酒造
道灌 鶴亀 氷冷貯蔵 山廃大吟醸生原酒

原料米 山田錦 
精米歩合 50% 
日本酒度 不明
酸度 不明
アルコール分 17%
産地 滋賀県草津市

 本日は滋賀県「太田酒造」さんの平成二二年酒造の「道灌 鶴亀 氷冷貯蔵 山廃大吟醸生原酒」で一献です。この酒蔵さんは、なんとお武家の家老の出なのです! 幕命により越前福井藩から近江草津へ移住し、大名の動きを見極める「かくし目付」を勤めていました。明治維新後の明治七年に酒造りを始めたそうです。銘柄には太田家の遠祖の名に因んで「道灌(どうかん)」と名付けられた。約一三年寝かされた「道灌」の山廃大吟醸生原酒のお味は! 熟成による旨味と甘味がバランスよく引き出された、角のない仕上がりになっています。長い熟成を経ているのにお米のふくよかさと上品さを感じられるお酒ですね。熟成酒なのに不思議だ。

あわす肴
鳥の上肝のうま煮 350円

 そんな「道灌」をいただくお店は、大阪守口に長らく酒屋さんを営んで「立呑み倶楽部 」もやっている「酒やのまえだ」さん。10月にお店の目の前にできた「イオンタウン守口」に「酒やのまえだ 立呑み倶楽部」から「ひよし酒店 立呑み倶楽部」として移転した新店舗が舞台です!

 海鮮とHACCP鳥を中心にしたメニューから選んだ肴は「鳥の上肝のうま煮」。滋賀県・琵琶湖の酒蔵さんのお酒は、きっと「鮒ずし」の様なクセのある肴が合うはず~。ところがどっこい、この鳥肝は全くクセがなく上品な薄口の煮物だ。上品な熟成酒と上品な鳥肝が、今宵も杯を進ませる! 外は小雨、もう一献おかわりを上品に伝えた。

似ているのに綺麗な色の肝に驚き、輪切りの生姜にまた驚いた!
この生姜も酒の肴になるんだよね(喜)。

カフェのような立呑み屋。厨房もオープンキッチンで美しい!

新店の前にある、長年、町の人(のんべえ)に愛された「酒やのまえだ」さん。
本日、一献の酒場は
ひよし酒店 立呑み倶楽部  大阪府守口市日吉町2-2-11
営業時間 火~金曜日・祝日・祝前日・祝後日 17時より 
       土・日曜日 15時より
定休日 月曜日

道灌 - 太田酒造株式会社
太田家が酒造りを始めたのは廃藩置県後で、「道灌」という銘柄で清酒を造り始め今日にいたります。現在は能登杜氏【梶塚英夫氏】を迎え、本社「不盡蔵」にて味わい深い美酒を醸しております。
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