第一〇回 アオシマ・ミニモデル「ロボット島 ビッグX」 プラモデル編
昭和ガラクタノスタルジー「家のじゃまけモノ」

天袋、家の掃除をしてみれば出るは出るは、あの日のお宝?
誰が行ったか知らないが「旅の土産のキーホルダー」
叱られて、取り上げられた「プラモデル」
勉強用、買って使わず「ヒーローノート」
誰が聴いたかビックスター「昭和歌謡のSP盤」
娯楽といえばプロ野球、知らぬ球団「バッヂ」をつけて草野球
あの頃、
捨てずに残したお宝も、今じゃ「家のじゃまけモノ」

アオシマ・ミニモデルNo.20「ロボット島 ビッグX」

軍艦なんかふんづけろ♪ 戦車だって手づかみだ♫ 手塚治虫の名作「ビッグX」

 また、懐かしいモノが見つかった、ヒーローもののプラモデルだ。それも珍しい「手塚治虫」先生のキャラのプラモデルが、手塚キャラのプラモってあまり記憶にないですよ。

 この「ビッグX」は1963年から1966年まで集英社『少年ブック』で連載され、1964年8月から1965年9月まで「テレビまんが(アニメ)」としてTBS系列局で放送されたんです。どんな話かと言えば、第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツが開発を進めていた「人間兵器」!? 「ビッグX」と名付けられた薬を注射すると、鋼鉄のような体になり巨大化する。ナチス・ドイツが滅び終戦から20年、再び「ネオナチ」が現れる。そこに「ビッグX」の開発者の孫「昭少年」が「ビッグX」と変身(注射を射つんですけど・笑)して勇敢に戦うのです。

 その放送より約10年後、1976年に「アオシマ」より「ロボット島 ビッグX」が販売されたのです。時代はオイルショック、原材料が高騰していて「接着剤」を使わないプラモデルが各メーカーから販売された、この「ビッグX」もそうなんですよ。でも、よく残っていたなぁ・・・、間違いなく母に叱られて取り上げられたモノだろう(苦笑)。

 ちなみに、「テレビまんが」の主題歌・作詞は、先日お亡くなりになられた「谷川俊太郎」さんですよ・合掌。

パッケージの左端には原作者・手塚治虫先生のメッセージが書かれています。

側面のデザインは完成予想図と手塚先生の原画挿絵。

裏にはアオシマ・ミニモデル「ロボット島シリーズ」のキャラ「鉄腕アトム、マグマ大使、魔神バロン」が描かれています。

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