

下村酒造店
奥播磨 山廃純米大吟醸 責め 生酒
原料米 兵庫夢錦
精米歩合 50%
日本酒度 +4.4
酸度 1.8
アルコール分 16.3%
産地 兵庫県姫路市安富町
本日は「酒のムラタ屋」から、この春に創業140周年を迎えた「下村酒造店」さんの「奥播磨 山廃純米大吟醸 責め 生酒」で一献です。創業以来、守り続けてきた家訓は「手造りに秀でる技はなし」で、現在も頑固に(笑)手造りによる伝統的な酒造りを守っている酒蔵さんです。その中でも、今宵いただくお酒は「責め」の一本!
何が「責め」と言えば、醸し袋吊りで一滴ずつ落ちてくる「雫酒」をとった後、醪(もろみ)が残っている袋を槽で加圧して搾ったのが「責め」なのです。この「責め」部分は「雫酒」と比べれば、多少「雑味」などを感じますが、その分うまみが凝縮されています! その上、「生」で約8か月間じっくりと氷温熟成しているから「角」が取れ良いお酒にしあがっています。燗で頂くとさらに、豊かな米の旨みと穏やかな吟醸香が楽しめる旨酒です。
あわす肴
明石産タコのネギぽん酢 980円

やはり、兵庫のお酒には兵庫の肴でしょ! 合わせる肴は、明石海峡の潮に揉まれ身が引き締まっている「明石タコ」。塩でぬめりを取り水洗した生タコを、足から熱湯風呂に浸からせれば「クルリ」と綺麗に巻いた八本の足、色目は湯上がりの色っぽい朱色に早変わり~。薬味の万能ネギと食菊を散らせば、なんと華やかな今宵の肴! 弾力を感じる足を掴んで水風呂ならぬ、ポン酢に「ドボン!」、不味いわけがあるわけない!! 至福の兵庫の酒と肴だ、「責め」なのに安定の今宵の一献なのです。


本日、一献の酒場は
酒のムラタ屋 大阪府大阪市西成区天下茶屋2-21-13 2F
営業時間 18時より 定休日 日・月曜日
