翌日も快晴、ホテルの窓からは霊峰富士山の姿がおぼろげげにも見え、今日という日に感謝! さぁ、リベンジ『武田乃郷・白山温泉』。もう一度、道を確認、眼を血走り気味に車を走らせるがあっけなく温泉に到着? 昨夕の迷走がウソの様だ(おのれ武田信玄め!)。ここは天然掛け流しで「美人の湯」といわれている「美人しか浸かれないのか? なぁ、信玄公」などと昨夕のことを恨みつつ悪態をつきながら入湯。お湯は柔らかくさすが『美人の湯』だと納得、「信玄公、すまぬすまぬ」と露天風呂より眺める八ヶ岳、茅ヶ岳に詫びを入れることにした。
一時間半ほど休憩し施設を後にしようと玄関に行くと、近くの農家さんがとれたてピチピチ野菜の販売だ、昨夜の野菜の味を思い出し、即購入! 本日は帰宅後、夕食には鍋で野菜を楽しみつつ熱燗三合を楽しむつもりだ。
まだ少し帰阪まで時間がある、御柱祭で知られている諏訪大社上社の前宮と本宮を参拝することにした。まずは諏訪IC出口から車で約五分の『諏訪大社・上社前宮』へ向かった。上社前宮というのは諏訪大社の中でも最初に造営された神社だそうだ、神社というより「神域」といった方が近い感じがする、今流行のパワースポットとでもいうのだろう。前宮本殿までの坂道を振り返ると、八ヶ岳の眺望、太古の人々がこの場所を神域にしたことがうなずける美しさだ。
次に向かうのは上社前宮から車で約6分の「上社本宮」だ。さすがは本宮だけあり、整備させた参道と立派な鳥居がすぐに目に入ってきた。大きな鳥居をぬけ、階段を上がり門をくぐると左手が参拝所。一般の参拝はここまでだが、この日は幣拝殿まえの斎庭でご祈祷が行なわれていた。もう少しゆっくりと本宮を巡りたいのだが、そろそろ帰らなければならぬ時間だ。そのひの日和に感謝、諏訪の神々にも感謝して、遥か家路を目指そう、次の旅を目指して。
武田乃郷・白山温泉HP
武田乃郷・白山温泉
諏訪大社 上社前宮