還暦前、写真家の「写して候・寄って候」 天皇御陵踏破の旅
第三一回 白鳳・奈良時代 四四代 元正天皇陵

五十路もなかばの頃、ふと考えた。
日本国とは何なのか、日本人とは何なのか。
その答えを探す為に、2600年を遡る時空の旅へ出た。
イデオロギーなど関係無い、ただ、今そこに残る時間の集積を写
してみたい。

写真取材 赤木 賢二
 
 

奈保山西陵(元正天皇陵)

元正天皇陵

四四代/元正(げんしょう)天皇陵
和風諡号/日本根子高端浄足姫天皇 やまとねこたまみずきよたらしひめのすめらみこと
在位年/西暦七一五~七二四
陵形/山形  
皇居/平城京(奈良県奈良市) ※四三代元明天皇と同宮 

所在地 奈保山西陵 奈良県奈良市奈良阪町
最寄駅 JR大和路線「平城山」より、約二km・徒歩約三〇分。

 元正天皇は、母の元明天皇より(母親から娘へ歴代天皇の中で唯一)譲位が行われ、二代続け女帝となった。その上、これまでの女帝は「皇后」また「皇太子妃」だったのだが未婚のまま、独身で即位した初めての女性天皇でもある。次の四五代聖武天皇(首皇子)が幼かったことから、中継ぎ的な意味で即位したとも考えられいる。
その御陵は、母親である「元明天皇陵」の西側に位置し、県道を挟んで仲睦まじく並んでいる。奈良市内の観光スポットより、少し外れているが歴史散策にいい、ぶらりと歩くのがおすすめ。
 

元正天皇陵
元正天皇陵
拝所はきれいに掃き清められ整備させている、市内の外れでもさすがに奈良市内だ。
元正天皇陵
元正天皇陵
陵の周辺西側には牧歌的な農地があり、農道より御陵の全貌を望むことができる。
元正天皇陵
この道を真っ直ぐ行けば、元正天皇の母親である「元明天皇陵」だ。
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