府中誉
渡舟 五十五 純米吟醸
原料米 渡船
精米歩合 55%
日本酒度 不明
酸度 不明
アルコール分 15%
茨城県石岡市国府
本日の一献は、茨城県石岡市「府中誉」さんの「渡舟 五十五」を頂きます。このお酒の原料米「渡船」は、酒米の最高峰「山田錦」の正真正銘のお父さんなんです。1990年前半に幻と言われていた「渡船」を復活させたのが「府中誉」さんなのです。その「渡船」を原料米で醸造して生まれたのが、「渡舟 五十五」なのだ。そのままの名前ですね、分かりやすい。
では、頂きます。香りは、常温時に甘い匂いがほんのりした、燗にすればあまり感じなくなった。呑んでみると優しい甘味とコクが口内に広がる、後口には酸味と渋味が少し感じられた。この渋味がいいアクセントになっているぞ。複雑に絡み合う風味を、バランス良く整えている、これが幻の「渡船」味かと納得の一献だ。
あわす肴
赤なまこぽん酢 650円
幻の「渡船」に合わす肴は、これも今や食卓で幻となっている「赤なまこ」だ。子供の頃に「なぜ、こんなものを大人は食べるのか?」疑問だったが・・・(笑)。酒の肴界では高級珍味に出世、ひと昔には魚屋のトレーに二束三文で並んでいたのだけどね。
「渡船」の渋みをぽん酢で中和、「コリっ」と噛むと磯の香りが膨らむ「なまこ」ちゃん~。少し癖のある潮の風味を楽しんで、また「渡船」を一献。そうしている間に遠い思い出が蘇る、桟橋で魚が釣れず海底にゴロゴロしている「なまこ」を針で引っ掛けていたことを(苦笑)。
酒のムラタ屋からのお知らせ
長らく「ムラタ屋」で、私たちを楽しませてくれた「ゲンさん」が新たな道へ羽ばたくことになりました。「ゲンさん」には、新たな場所で頑張ってもらうということでエールを贈ります(笑)。
てなことで、しばらくは席数を減らして、大将の『ワンオペ』で営業いたします。ご来店の際は、必ず『電話で空き情報を確認』して、『予約』してから来店してくださいね~ お願いします。
また常時、求人を募集していますよ。読者の皆さんで「本気」の人が居れば、連絡してみてください。
週の始まり「月から水曜日」は比較的に空いていますよ。「金・土曜日」に来店の時は電話で空き情報を確認がおおススメです。
舞台となる酒場とは
酒のムラタ屋
大阪府大阪市西成区天下茶屋2-21-13 2F 日曜定休
大阪の下町、南海電鉄・天下茶屋駅下車すぐにある。オレ的、大阪府内で五本の指に入る名店だ!適度に距離感を保ってくれる大将と店員。常時、20種類以上ある日本酒銘柄。それに合わすのは、大将の腕を振るった肴が塩梅バツグン。