還暦前、写真家の「写して候・寄って候」 天皇御陵踏破の旅
第十五回 飛鳥時代 二七代安閑天皇陵

五十路もなかばの頃、ふと考えた。
日本国とは何なのか、日本人とは何なのか。
その答えを探す為に、2600年を遡る時空の旅へ出た。
イデオロギーなど関係無い、ただ、今そこに残る時間の集積を写してみたい。

写真取材 赤木 賢二
 
 

古市高屋丘陵(安閑天皇陵)

古市高屋丘陵
古市高屋丘陵
近鉄長野線の横の細道を歩き、大阪府道二〇線にぶつかれば直に御陵だ。
世界遺産には登録させていないが、拝所周りは美しく整備させている。

 
二七代/安閑(あんかん)天皇陵
和風諡号/廣國押建金日天皇  ひろくにおしたけかなひのすめらみこと
在位年/西暦五三一~五三五
陵形/前方後円
皇居/勾金橋宮(奈良県橿原市)  

所在地 古市高屋丘陵 大阪府羽曳野市古市5丁目
最寄駅 近鉄南大阪線「古市」から徒歩約九分

 この御陵は、室町時代後半に畠山氏の居城である高屋城の本丸がおかれていた。そのため、元々の御陵の形と現在の形では、大きく変わっている。Googleの空撮写真を見ると北側の方墳部分が削られているようだ。合葬者として継体天皇皇女・神前皇女の墓に治定されている。

 
 
勾金橋宮(奈良県橿原市)

金橋宮
金橋宮
勾金橋宮は、橿原市曲川町の金橋神社付近に推定されている。境内に石碑がある。
金橋宮
いつのころからか分からないが、安閑天皇をこの神社の祭神としている以外は、勾金橋宮の存在を示すものは何もない。
畝傍山
宮跡地に行くには近鉄大阪線松塚駅下車が良い、JRは本数が少ないので近鉄をお勧めする。
松塚駅下車、南に向かい田園の中、大和三山の畝傍山眺めながら、徒歩にて約一一分で金橋神社に到着だ。

 
 

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