五十路もなかばの頃、ふと考えた。
日本国とは何なのか、日本人とは何なのか。
その答えを探す為に、2600年を遡る時空の旅へ出た。
イデオロギーなど関係無い、ただ、今そこに残る時間の集積を写してみたい。
写真取材 赤木 賢二
磯長山田陵(推古天皇陵)

三三代/推古(すいこ)天皇陵
和風諡号/豊御食炊屋姫天皇 とよみけかしきやひめのすめらみこと
在位年/西暦五九二~六二八
陵形/方丘
皇居/飛鳥豊浦宮(奈良県高市郡) 小墾田宮(奈良県高市郡)
所在地 磯長山田陵 大阪府南河内郡太子町大字山田
最寄駅 近鉄長野線「喜志」から、金剛バス「御陵前」下車。徒歩約二分。
歴代天皇では最初の女性天皇、その中でも在位期間が長く、最も長生きした女性天皇。そして、摂政として甥である聖徳太子を登用したのも有名。御陵は方墳で、子の竹田皇子との合葬陵墓。『日本書紀』では推古天皇の崩御ののち、遺詔により「竹田皇子之陵」に葬ったとするが所在地・陵名に関する記載はない。御陵が田園の中に佇む姿は、母親の暖かさを感じる風景に見える。

御陵の周囲は石垣ブロックで整備され、拝所に昇る階段も最近補修されたのか真新しく見えた。


飛鳥豊浦宮(奈良県高市郡)


向原寺では、豊浦宮の発掘調査時出た遺構を現状保存で公開しているそうだ。
近鉄大阪線「橿原神宮前」から東へ徒歩約二三分。

小墾田宮(奈良県高市郡)


借景には大和三山の畝傍山があるからだろうか(笑)。