還暦前、写真家の「写して候・寄って候」
天皇御陵踏破の旅
鎌倉時代 八二代〜九五代天皇陵
五十路もなかばの頃、ふと考えた。
日本国とは何なのか、日本人とは何なのか。
その答えを探す為に、2600年を遡る時空の旅へ出た。
イデオロギーなど関係無い、ただ、今そこに残る時間の集積を写してみたい。
写真取材 赤木 賢二
月輪陵(四条天皇陵)

八七代/四条(しじょう)天皇陵
諱/秀仁 みつひと
在位年/西暦一二三二~一二四二年
陵形/九重塔
皇居/平安京
所在地 月輪陵 京都府京都市東山区今熊野泉山町 泉涌寺内
最寄駅 JR・京阪本線「東福寺」下車、約1,5km、徒歩約25分。
1231年2月12日に一条室町邸で生まれ、同年に親王となり、父・後堀河天皇の皇太子に立てられた。1232年に父・後堀河天皇の譲位に伴って2歳で即位した。
鎌倉幕府の北条泰時により、武家法が制定されたその年にわずか12歳で崩御、そのため皇子女はない。
その御陵は、父・後堀河天皇陵と同じく「泉涌寺」の寺内地にあり、宮内庁上の形式は石造九重塔。またここには、皇霊殿(宮中三殿の1つ)において多くの歴代天皇・皇族の霊が祀られている。





京都御所・一条室町邸跡(誕生地)

