mofmof推し歩きSpin-off デジタル版限定公開企画
やまんなかタヌキ監修 たびたびまたたび動物編集室
〒851-3302 長崎県西海市西彼町中山郷2291-1
TEL:0959-27-1090
営業:10:00~17:00(入園締切 16:00)
休園日は無し 駐車場無料
※台風、大雪などの悪天候の場合は臨時休園する場合あり
大人1,900 円 中高1,300 円 3歳~小学生900 円
今一番行ってみたかった動物園「長崎バイオパーク」
1年以上温めていた、長崎バイオパークとPAWへの訪問がやっとかなった。
最近は某動物番組にもよく登場するバイオパーク。平成10年頃には、泳げなかったカバ「モモ」(絵本も出ています)の話題を覚えている方も多いかもしれない。
長崎パイオパークのSNSフォロー者数はスゴイ。YouTubeの登録者は50万人に近づいている。同パーク内にある小動物触れ合い施設「PAW」と共に色々な企画で視聴者を楽しませてくれる。
中でもイチオシは、インスタグラムで配信された、大型犬を含む犬の多頭散歩。犬好き動物好きには夢の光景で、自然豊かなパーク内をノーリードで散歩する犬たちの生き生きとした様子は幸せそのもので、見ている自分も森林浴をしながら一緒に散歩している気分になれる。(現在は担当さんが変わり多頭散歩は少なくなっています)更に、最近ではビーバーの放し飼いを目指すべく、ビーバーのお散歩ライブにもトライし始めたが、これがまた面白い。今まで知らなかった動物への興味と愛着が高まる一方で、今一番「行ってみたい!」動物園になった。
癒しマシマシのカピの楽園
長崎バイオパークと言えば、やっぱりカピバラ!池を囲む広々とした放飼場を使ったカピバラの飼育では「エンリッチメント大賞」*を受賞している。
飼育頭数では徳島動物園が1位だけど、1頭の暮らしスペースでは1位かも!?冬には毎日カピバラ温泉と、カピストーブが実施される。カピ達は、ご近所さんが差し入れてくれたザボンやミカンなどの柑橘を浮かべたお風呂に入り、湯上りはカピストーブで温まる!もぅこれ以上ない極楽な風景です!カピストーブは人間も休憩して良いので、一緒に暖をいただけます。時間を忘れてると自分もカピバラになってしまいそう。
*「エンリッチメント大賞」は、動物園・水族館に対する社会的な意識を高め、環境エンリッチメント(飼育動物たちの生活環境を豊かにするさまざまな工夫・試み)を推進するため、市民ZOO ネットワークにより創設されました。
お昼も忙しいビーバーさん。こんなに可愛いんだね。
園内には黒キツネザルや、ミーアキャットが放し飼いになっていて、各所にガチャで買える動物たちのおやつが販売されている。放し飼いの動物に会えるかどうかは動物の気分次第ですが、時間を狙って行けば、キツネザルが肩に乗っておやつを食べることも。その日は朝一番にキツネザルに会うことができた。
一番楽しみにしていたのは、ビーバー池。SNSで配信されているビーバーのお散歩を楽しみにしていたけど、その日は雨で、担当の飼育員さんもお休み!残念な結果でしたが、日中でも元気に活動するビーバーたちを見ることができた。
見つけると嬉しくなる、フラワードームの動物たち。
園内は植物もよく手入れされていて、季節ごとに訪れたら素敵だろうと思う。特にフラワードームという温室には数々の植物が咲き誇り、可愛がられている事が手に取るようにわかる。その温室の中で、蝶々やコウモリ、ナマケモノにワライカワセミが暮らしている。その日は運の良いことに常連さんがいて、ナマケモノが居る場所を教えてくれた。飼育員でも見つけることが難しいらしい。それくらいドームの中を毎日自由に移動して暮らしているのだ。
長崎バイオパークは、動物福祉が充実した、動物が主役の数少ない動物園かもしれない。今回1日では時間が足りなかったけど、私の中では「通いたくなる動物園」となった。次回は野生のルリビタキも見られるという野鳥観察も楽しみにしたい。
隣接する「PAW」については次回のプチモフで!