ソノひびヨリ
2025年 5月3日

大型連休の朝出をくれ、本日どうする!?
大型連休中は、どうしても外に出るのが億劫になる(苦笑)、どこに行っても人、人、人! でも、このまま何もしないで、無闇に無駄な時間を過ごすのもイヤだ。「どうするか?」と考えながら、遅い朝食(即ちブランチ)を食べに向かった。
向かうのは最近話題のカフェ「SULK(サルク) GREEN CAFE」。ここはオリジナル家具やインテリア雑貨を展示・受注販売、超レア物の観葉植物や生花・ドライフラワーを販売している複合型カフェ。立地的には駅から離れているのが難点だけど、車なら幹線道路沿いに店舗があるので便利だ、おまけに駐車場は広く停めやすい。休日の朝を静かに過ごすにはもってこいのカフェです。
店内は連休の朝、お客もちらほらだから、席も自由に選べる。気に入った席に座り、メニューを拝見! 土日祝のみ限定「イングリッシュ・ブレックファースト」が圧倒的に魅力的だったが、ここはブランチを兼ねたく「ほうれん草のスパイスカレー」と「アイスコーヒー」を選択。カレーは本格的なスパイスカレーで、休みボケの体には良いパンチになりました! ゆっくり食事をとった後には、ボタニカルコーナーで珍しい多肉植物や観葉植物を鑑賞中に閃いた!「おっ、そうだ。あそこに行こう!」、怠惰な休日にならないように(笑)。

大阪府堺市東区西野215-1
上・白い壁面に分かりやすい大きなタイポグラフィが印象的な外観
下・いただいた「ほうれん草のスパイスカレー」、とても美味しいです!

上・2階にはかわい珍しい多肉植物がいっぱい~
下・1階は観葉植物、ここにもイートインスペースがありました。
奥河内にある府民の憩いの場「はなぶん」!?へ
ボタニカルコーナーで閃いた場所は、カフェから車で約30分、河内長野市にある「大坂府立・花の文化園」、略して「はなぶん」と呼ばれている植物園。ここ「はなぶん」は、大阪府保有の約10ヘクタールの土地を活用して1999年に開催された「国際花と緑の博覧会(通称・花博)」の理念(一部の展示物)を継承し開園した施設なのです。
先日開幕した「関西・大阪万博」とは万博つながりだな、などとくだらない事を考えている間に到着した。駐車場はガラ空きで止め放題(喜)! 大型連休中とは思えないゆったりさだ。「石川」を挟んで向かいには「道の駅・奥河内くろまろの郷」がある、こちらの駐車場は長蛇の列~!! 来園の際は「はなぶん」の駐車場がオススメです。


下・ゲートをくぐれば花々が咲き乱れる「大花壇」。
ゲート近くの看板に「仔ヤギ誕生」と書かれていた、これは早々に見にいくべきだと思い向かった。ゲートから近かったことも理由の一つなんだけど(笑)。なんだか「やまんなかタヌキ」が連載している「モフモフ」みたいな展開だ(笑)。
ゲートより2~3分で展望デッキの近くに「ヤギのおうち」があった。このおうちで暮らすヤギの「はな子」と「ぶん太」の間に、今年4月待望の赤ちゃんが誕生。この時に仔ヤギには名前がなく、名前公募中でしたが、この原稿を書いている途中で決定したようです。その名前は「はん吉」だそうです、名前の由来は両親から一文字づつもらい、「吉」の字は名前の候補で多く使われていたらしく「はん吉」になったんですって。ちょっと安易だなぁと思うも、そんなところに大阪らしさを感じてしまう。



左・ヤギのおやつ販売機。古めかしいレトロ感のあるマシーンだ・・・。
見頃だった、花の王と花の女王、咲き乱れ!!
かわいい仔ヤギ「はん吉」とお別れをして、いろんな花を愛でる散策に出発します、ゲートより時計回りに進むことにします。歩くとすぐ、この時期に見頃 (4月中旬~5月中旬)な「ボタン・シャクヤク園」が現れます。この「ボタン・シャクヤク園」には、日本はもちろん、中国、欧米の貴重な品種が約160品種も栽培されています。色とりどりで花弁の形も多様なボタン・シャクヤクの華やかさは、さすが「百花の王」といわれるだけあります。



「ボタン・シャクヤク」を堪能した後は、少し坂がある「遊歩道」へ。この「遊歩道」は、園内を見下ろせる山道の散策路で延長約500mあり、ちょっといい運動にもなります(登山じゃないので安心してください)。ちょっと前ならツツジなどが咲いていたはず、ちょっと遅かったようです。でも、森林浴を楽しみながら鳥の鳴き声に癒されました。ただ、この日は天気が良く暑く後半にはバテ気味です(日頃の運動不足を痛感)。これからの季節は水分を持ち歩いて散策してください。
坂を降り切れば「遊歩道」が終わり、園内のメインロードに合流すると、ガラスのピラミッドが現れる~! それは「花の文化園」のランドマーク的建造物の「大温室」でした。中の温室には洋ラン類や熱帯植物、サボテン、多肉植物を展示していて迫力のある滝まで流れています。どこからか熱帯の野鳥の声が聞こえてきそうな空間ですよ。
そして、歩き疲れたタイミングにドンピシャの「はなぶんカフェ」が併設しています。ちょっと休憩です。

下・「大温室」の中は熱帯ジャングル!

「はなぶんカフェ」でしばし休憩をとり、もう一つ、今が見頃(4月下旬~6月上旬)の「つる性植物の女王」と言われるクレマチスが咲き乱れる~「クレマチス園」へ。この「クレマチス園」には、約200品種・450株を栽培していて、鉢植えだけじゃなく「アーチ」や「パーゴラ(藤棚)」などに絡ませて多種多様な形状で鑑賞ができます。まるで本場のイングリッシュ・ガーデンに迷い込んだようです(これ、言い過ぎか・笑)
後で知ったのですが、この「クレマチス(キンポウゲ科・センニンソウ属)」は、「茎」や「葉」の樹液の成分にに毒があり、皮膚に付くとかぶれたりすることがあるだって! 知らなかったです! 「美しい物には毒がある」て本当ですね。


「イベント広場」横「休憩室」で「花の文化園」の新入社員紹介?
そうこうしている間に3時前、「イベント広場」にある「休憩室」に急がなければ~! 何があるかと言えば、もう一人(一羽)?「はなぶん」の「新入社員」の紹介があるのようです! それは「モリフクロウ・福ちゃん」。去年の9月に来園して、環境にも慣れてきたので1日2回、この「休憩室」でお披露目していることを知り向かったのです。

この公開イベント、とにかく面白い! それは「福ちゃん」の飼育員(学芸員)さんの話が! 「福ちゃん」がここに来るまで東京でバイトをしていた話や、森の賢者と言われるフクロウは意外にも「バカ」なことなど、笑い交え上手く話してくれるのです。あまり書くとネタバレになるので現地でお楽しみください~!!
話が終わるとイベントの目玉、「福ちゃんの飛行練習」を間近で見ることができるのです、おまけに写真撮影もOK(フラッシュは使用禁止)。フクロウが羽音をたてず、静かに飛行する姿を近くで見ることはまずないですよ、これ必見です。(福ちゃんの体調により公開見合わせの場合もあります)

下・音を立てず「す~」と飛んでいく様は、なかなかの夜のハンターです。

花を愛でて、動物も鑑賞でき充実した半日を過ごせた~。何といっても人が少なく(園にとってはダメなんだけど・苦笑)自分のペースで見て回れるのが嬉しい。これからの梅雨の時期にも「バラ園(5月中旬~6月中旬)・アジサイ園(6月中旬~6月下旬)と見頃の花がたくさん咲いてます、人混みに疲れたら「はなぶん」に来園してみてください! 「ほっ」と深呼吸ができます。
さぁ、「道の駅・奥河内くろまろの郷」で買い物をして帰ろ~。




