ソノひびヨリ 第二話 大阪 狭山〈前編〉

大阪府大阪狭山市 『日本最古のダム・狭山池の桜』

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狭山池ダム・北堤の上の桜のアーチ

 朝起きて、ふと思いつた事を、ボケボケの頭で考えだした(バカはバカなりに・苦笑)。日本には暮らしの中に「晴(ハレ)」と「褻(ケ)」の概念がある、「晴」は特別な日を言い「褻」は日常の普通の日のことをいい表している。じゃあ、「晴」は旅行で「褻」は近所の散歩なのか・・・そんなことはないだろう! 日常の見慣れた風景の中にも「晴」はあるはずだ。季節の変わり目を感じる日や、一年に一番だと思える天晴(アッパレ)な日、生命の息吹の香りがする日、言い出せば切りがない。よし!今日は花見日和だ「晴」の日を満喫しにご近所さんを旅してみよう。

 ここは大阪府大阪狭山市にある、日本最古のダム式ため池(人工池)といわれている狭山池、市民の憩いの場であり老若男女問わず、いついつにでも池の周りをグルグルグルグルと意味なく廻っている(ゴメンナサイ市民の方々)。でも、桜の季節になれば市外からも訪れる人が多く、知る人ぞ知る大阪の隠れ桜スポットなのだ。

 最寄り駅は南海高野線「大阪狭山市駅」だが、この季節のおすすめは一つ手前の「狭山駅」がいい。駅を降りたらその意味が分かるはずだ、線路沿いには桜の並木が続き、明治三一年に設置された焼き煉瓦造の暗渠(アーチ型トンネル)が旅路をさらに演出するのだ! この駅から狭山池を目指すには、ただただ用水路を溯れば確実に着くのだ(地図やナビは要らないぜ!)。不安なら市立池尻体育館を目指すとよい、そこまで行くと前方の高台に奇妙なコンクリートの建築物が見える、それは安藤忠雄設計の大阪府立狭山池博物館! 市のランドマークといえる建築物だ。詳しく狭山池を知りたい御仁は無料なのでぜひご覧ください。

桜並木が美しい、南海高野線・狭山駅踏切付近
 

大阪府立狭山池博物館、入館は無料
 

青空に国旗と桜のカップリング・狭山池横
 
 

To Be Continued  後編へ続く…
近日公開
 
 

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