五十路もなかばの頃、ふと考えた。
日本国とは何なのか、日本人とは何なのか。
その答えを探す為に、2600年を遡る時空の旅へ出た。
イデオロギーなど関係無い、ただ、今そこに残る時間の集積を写してみたい。
写真取材 赤木 賢二
古市高屋丘陵(安閑天皇陵)
二七代/安閑(あんかん)天皇陵
和風諡号/廣國押建金日天皇 ひろくにおしたけかなひのすめらみこと
在位年/西暦五三一~五三五
陵形/前方後円
皇居/勾金橋宮(奈良県橿原市)
所在地 古市高屋丘陵 大阪府羽曳野市古市5丁目
最寄駅 近鉄南大阪線「古市」から徒歩約九分
この御陵は、室町時代後半に畠山氏の居城である高屋城の本丸がおかれていた。そのため、元々の御陵の形と現在の形では、大きく変わっている。Googleの空撮写真を見ると北側の方墳部分が削られているようだ。合葬者として継体天皇皇女・神前皇女の墓に治定されている。
勾金橋宮(奈良県橿原市)