五十路もなかばの頃、ふと考えた。
日本国とは何なのか、日本人とは何なのか。
その答えを探す為に、2600年を遡る時空の旅へ出た。
イデオロギーなど関係無い、ただ、今そこに残る時間の集積を写してみたい。
写真取材 赤木 賢二
三嶋藍野陵(継体天皇陵)
二六代/継体(けいたい)天皇陵
和風諡号/男大迹天皇 をほどのすめらみこと
在位年/西暦五〇七~五三一
陵形/前方後円
皇居/樟葉宮(大阪府) 筒城宮(京都府) 弟国宮(京都府) 磐余玉穂宮(奈良県)
所在地 三嶋藍野陵 大阪府茨木市太田3丁目
最寄駅 JR京都線「摂津富田」、阪急京都線「富田」から、徒歩約三〇分
継体天皇陵は、隣の高槻市の今城塚古墳が真の継体天皇陵と言われているが、宮内庁が治定しているのは「太田茶臼山古墳」。
全長二二六m、前方部長さ一一七m、前方部幅一四七m、後円部径一三八m、高さ約二〇mで、前方部と後円部が接するところに造り出しのある立派な古墳。
樟葉宮(大阪府)
筒城宮(京都府)
弟国宮(京都府)
磐余玉穂宮(奈良県)