おれが むらた だ! 一合一肴 三六献目
酒 / 鷲の尾 陸羽(りくう)132 純米酒(岩手県)
肴 / 金太郎いわし塩焼き

三六献目

酒 / 鷲の尾 陸羽(りくう)132 純米酒(岩手県) 
肴 / 金太郎いわし塩焼き 

株式会社わしの尾
鷲の尾 陸羽132 純米酒

原料米 陸羽132号  
精米歩合 60% 
日本酒度 +2
酸度 1.4 
アルコール分 15.5%
産地 岩手県八幡平市大更第22地割158番地

 この酒の原料米「陸羽132号」は、大正10年「亀の尾」と「愛国」を交配して作られた。2020年で栽培が始まって100周年を越えた原料米だ。このお米は、「冷害にも強く、味もいい」と宮沢賢治が農家に勧め広めて行った。彼の作品にも登場している、賢治ゆかりのお米で醸造された酒だ〜。その風味は香りが少し強い感じだが、呑むと旨みの深い〜純米酒! ぬる燗でのキレは抜群にいい。これが「陸羽132号」の味わいなのですな。冷やでも、燗(どの温度)でも旨く呑める酒、「雨にも負けず風にも負けず」か! 今宵は文学的な一献になりそうだ。
 
 

あわす肴
金太郎いわし塩焼き 600円

 宮沢賢治の文学的日本酒に合わす肴は、「金太郎のように力強く」「魚編に弱い」と不思議な名を持つ「金太郎いわし塩焼き」。このイワシは体長約23センチ、胴回りもまるまる太っていて、脂がのった食べ応えのある逸品。酒の肴として嬉しいのは、腹回りの脂が甘いので「ワタ」と一緒に食べれば、もうサイコーの肴だ! 背骨以外はすべて「ごちそうさまでした」。
今日から君たち金太郎いわしは「魚編に強い」と名乗りなさい!!

お勘定をお願いすると、「甘夏、食べる?」。今宵はデザートをいただいた、何気ない心遣いがうれしいですよ。

ムラタ屋では、今現在も大阪府のコロナ予防のガイドラインを遵守して「安全・安心」の上、楽しく呑んでいただけるように努力していますよ。

舞台となる酒場とは
酒のムラタ屋
大阪府大阪市西成区天下茶屋2-21-13 2F

大阪の下町、南海電鉄・天下茶屋駅下車すぐにある。オレ的、大阪府内で五本の指に入る名店だ!適度に距離感を保ってくれる大将と店員。常時、20種類以上ある日本酒銘柄。それに合わすのは、大将の腕を振るった肴が塩梅バツグン。

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