プチモフ動物探訪 行ってみたZOO〜(ぞぉ〜)
昭和ノスタルジーを感じられる動物園
和歌山城公園動物園

mofmof推し歩きSpin-off デジタル版限定公開企画

やまんなかタヌキ監修 たびたびまたたび動物編集室
 
 

第7回 昭和ノスタルジーを感じられる動物園 和歌山城公園動物園

住所/和歌山県和歌山市一番丁3
開園時刻/午前9時〜午後5時
敷地面積/未公開
休園日/毎週火曜日(火曜日が祝日の場合はその直近の平日が休園日)
入園料/無料

 今回のプチモフは、大正時代から続く「和歌山城公園動物園」です。南海和歌山市駅から徒歩約10分と立地もよく、「和歌山城・天守」は園内に、近くには「県立近代美術館」と「県立博物館」もあり観光立地がいいところです。
 さて、この動物園は3つのエリアで構成されていて、13種の哺乳類を中心とした『童話園』、水鳥を飼育している『水禽園』、それに「園長のベニー」が暮らす『ツキノワグマ舎』があります。そして、なんと言ってもこの園の目玉は!天然記念物の「紀州犬」ですね。まっ白でモフモフ! ピンとたった三角耳、ちょっと気が強いですけどね、それはご愛嬌です。

この日はJR和歌山駅より市バスで「和歌山城前」で下車して訪問です!

・JR和歌山駅から市バス「和歌山城前」下車 乗車時間 約6分 バス停より徒歩約5分
・南海和歌山市駅から徒歩約10分

動物園は天守の南側にあります、ゲートは童話園に2つ、水禽園に1つです。小さな動物園なのですぐに分かります。

 ええっ!なんと!! 今回の訪問で残念なことが2つあったのです・・・。
 一つは、ふれあい体験ができる「推し動物」の天然記念物・紀州犬がアレルギー症状発症のため、動物園事務所前で静養中だったんです。残念だけど。早く元気になってね「あやめちゃんとさつきちゃん」。

童話園サブゲートの向かい、動物園事務所前で見ることはできますよ、でも静かに見てね!

 もう一つの残念なことは、2021年にリニューアルしたペンギン舎です。先月6月16日午後2時ごろ、「ドーン」という音に驚いた飼育員さんが見たところ、4面あるうちの1面(98cm×1・58m)に破損が確認されたんです(近くに怪しい人影や大きな石などはなかったらしい)。ペンギンさんには怪我も無く良かったですね、事件じゃなくて本当によかった。
 さぁ〜、気を取り直して動物さんたちにごあいさつです。
 『童話園』のネーミングは、その名の通り「日本昔話」や「イソップ童話」に出てくる身近な動物たちが居ることからです。昭和時代は壁画に「昔話や童話」のワンシーンが描かれていたんです。今でもその名残を『ツキノワグマ舎』で見る事が出来ます。
 『水禽園』は、和歌山城の庭園と堀をイメージで造園されていて、水鳥を中心に飼育されています。

修理には1カ月程度かかると言われています、夏休みには間に合いますね!
珍しい〜〜! アメリカンビーバーがお昼から外に居るなんて!!
それに1mほどの距離から見れるのは、小さな動物園ならではですね〜♬
カピバラ〜! 1匹だったのでちょっと寂しそうです・・・涙。でも、この説明プレートがいい! 昭和ぽくって。
飼育員さんの中にヘタウマ画伯がいるんだ。
童話園には身近な動物がいます、水禽園で鶴さんがゆったり座ってリラックスしています。
昭和ノスタルジーな壁画が残る「園長のベニー」が暮らす『ツキノワグマ舎』。お年をめしているので、静かに見守ってくださいね。

 こうして、小さな動物園を回っていると感じることがあるんです、昭和の高度成長期には、日本各地にあった「小さな動物園」の役割を。自然と乖離した、都会で暮らす子供たちのため、動物とふれあうために作られた場所なんだと思います。
 今は少子化が進み、SNSの発達によりリアルを必要としない世代が生まれてきている。動物園運営側もワシントン条約や動物愛護団体の運動により、新しい(珍しい)動物を呼べなくなって大変みたいです。でもね、SNSの仮想空間もいいけど、身近な動物とリアルにふれあう事も大切だと思うんです。「匂い」や「温もり」、「踏まれたり」、「押されたり」した時の痛みだったり、それが『生きている』証のように感じます。
 まだまだ、小さな動物園は必要です! 頑張れ! 日本の小さな動物園さん! 昭和世代は応援しています。

ゲート横に展示されているパネルには「昭和期の繁栄」と「現状と未来への思い」が
書かれていました。中高年には涙が出ますよ。
メインゲートに置いてあった「お出迎えパネル」、手作り感が胸を打ちます。

<おまけ>
 動物園や美術館、天守を散策したのでちょっと休憩に、公園横三年坂通りを渡ればすぐの昭和的おしゃれな喫茶店「モカ」さんにお邪魔しました。創業昭和40年の老舗カフェで、窓際からは和歌山城の天守が見えます。ショーウインドウには革製品の動物をモチーフにした財布やキーポルダーなどが展示販売されていました。お土産にいいですよ。レジの横では、端材で作った革製のコードリングを販売し、寄付活動もされていました。
 それと、もう一つ昭和ノスタルジーなラーメン屋さんに行きました(JRを挟んで和歌山城と逆側ですが)! 昭和30年創業の「和歌山らーめん・まるしげ」さん! そんなにラーメンを好んで食べませんが、とても美味しかった! しょっぱくないんですよ、不思議に。食べた後の喉の乾きもなく、中高年にぴったりの塩加減です。和歌山には色んなラーメン屋さんがありますが、ここ絶対のオススメですよ(好みはありますが)。

階段を昇って2階へ、窓際の席がおススメです。ロゴもネコちゃんでかわいい♡
きれいなで清潔なお店です! 愛想のいい女将さんとお父さんの2人でやっていました、
ラーメンの他には「どて焼き、おでん、推し寿司」がありました〜。

和歌山城公園動物園

サンネンザカモカ

和歌山らーめん・まるしげ

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