十八献目
酒 / 山泉 生酛純米 無濾過生原酒 （長野県）
肴 / ブリの柚子味噌焼き
黒澤酒造＜醸造元＞
清水屋＜販売元＞
山泉 生酛純米 無濾過生原酒
原料米 美山錦
精米歩合 六五％
日本酒度 未公開
酸度 未公開
アルコール分 18％
産地 長野県佐久郡佐久穂町大字穂積
この酒は前に紹介した「マルト」の黒澤酒造さんで醸造している酒で、長野県小海町の清水屋さんが黒澤酒造に特注して、清水屋限定で販売している酒なのだ。
清水屋は戦前には酒造りもしており、その時の銘柄名が「山泉」だった。店主の小山英浩さんは「山泉の酒を復活させたい」との強い思いが、黒澤酒造に通じ復活した酒。「酒蔵でしか飲めない、しぼりたての酒をそのままお客様に呑んでもらいたい」と、無濾過生原酒になったそうだ。
味はさすがに頑固な（笑）味だ、今流行の飲み易さ、華やかさ、などとは程遠い無骨な酒。これが長野の昔の味かとロマンを感じ頂く一献。
あわす肴
ブリの柚子味噌焼き 600円
山の頑固者の酒には海の荒くれ者だ！ なんて（笑）、ここは初の酒だから万能肴のブリ焼きを対抗馬にした。だが、ちゃんと山の頑固者に敬意を払い「柚子味噌焼き」なのだ。いうことはないが、無骨な酒に青魚特有のクセの旨味と柚子味噌の爽やかな口当たり。それでも頑固者が主張すれば、添え物の紅ショウガと木の芽で「グっ」と抑える攻防が楽しいひと時だった。
大将のいい笑顔！それに比べて、ゲンさんはちょっと引きつり気味ですよ。
たまに、営業中もこんな顔をしてますね、ゲンさん。
大阪府のコロナ予防のガイドラインに添い、出来る範疇でコロナ予防のための対策を心がけていますよ。
舞台となる酒場とは
酒のムラタ屋
大阪府大阪市西成区天下茶屋2-21-13 2F
大阪の下町、南海電鉄・天下茶屋駅下車すぐにある。オレ的、大阪府内で五本の指に入る名店だ！適度に距離感を保ってくれる大将と店員。常時、20種類以上ある日本酒銘柄。それに合わすのは、大将の腕を振るった肴が塩梅バッグン。
