プチモフ動物探訪行ってみたZOO~(ぞぉ~) 第13回
「可愛い小動物の世界 長崎バイオパーク『PAW』」

mofmof推し歩きSpin-off デジタル版限定公開企画

やまんなかタヌキ監修 たびたびまたたび動物編集室

長崎バイオパーク PAW

〒851-3302 長崎県西海市西彼町中山郷2291-1
TEL:0959-27-1090
営業:10:30~17:00(入館締切16:00)
休園日は無し 駐車場無料
※台風、大雪などの悪天候の場合は臨時休園する場合あり
PAW入館料:おひとりさま600円/1時間※(3才から有料)
バイオパークセット券:大人 2300円、中高生 1700円、3歳~小学生 1300円
セット券は1時間のPAW入館料を含みます。

「笑顔の動物たちにグイグイ迎えられる」
長崎バイオパーク PAW

長崎バイオパークの入り口横にある「PAW」は雨でも楽しめる屋内型の小動物触れ合い施設。そう聞くと、動物園に付属してるよくあるやつ・・と思うけど、この触れ合い施設はそうじゃない。

館内に入ってすぐ目に入る大きな樹は、いろんな動物たちがいっしょに暮らす「共生の樹」。この世界の動物たちがひとつの地球の上で、一緒に生きていることをあらわしていて、その樹を囲んで色んな動物が同じ空間に暮らしている。

一歩入ると鳴き声が響く小動物の世界。シバヤギのキャサリンや、コモンマーモセットが人間に興味津々で迎えてくれる。飼育員さんから注意事項を聞いてから見学スタート! ここもバイオパークのポリシーと同じ、人間はそっとお邪魔するというスタンスです。

まずは樹の根を囲んで暮らしているモルモット。みんな名前があるけど覚えられない・・。野菜をあげたり、膝の上にのせたりもできる。ちなみに「PAW」は動物たちの抱っこはできません。動物たちの状況を観察してそっと「なでなで」。あとは動物たちから来てくれるのを待つスタイルです。これ素晴らしい。だからここの動物たちは疲れてません! みんなイキイキしていて、個々の動物が個性を発揮しています! この姿勢って大切ですよね。そっと見守って、チャンスがきたらそっと「なでなで~」。

長崎バイオパーク PAW
モルたちは元気いっぱい! いつも「プイプイモイモイ」と声を出して、仲間同士で情報交換?。
時にはオウムやヤギが乱入してくるから、気が抜けません。

樹の上や天井の梁ではワシミミズクや、キバタン、タイハクオウム、ヨウムなどが自由に過ごしている。中でもタイハクオウムの「ダイちゃん」は人懐こくて、お客さんの肩にも乗ってくれる。一緒に歌を歌ったり、羽を広げてダンスもしてくれます。グリーンパイソンの「グリコちゃん」も、ニョロ~っと天井の梁を自由に散歩しているからびっくり!

ワシミミズク
ワシミミズク
キバタンのレイちゃん
キバタンのレイちゃん
グリーンパイソンのグリコちゃん
グリコのおうちは温かなライト付き。だけど勝手にお出かけします。
顔を触られるのは嫌いだから、そっとお腹の方をなでると良いそうです。

施設内の動物たちのおうちは、全て飼育員さんの手作り。動物の特性を活かせる形に作られていて、小さな環境展示が広がっています。のびのびとした動物たちを見ていると「大切にされているなぁ」と幸せな気分でホッコリ。「PAW」の展示場には動物愛が溢れています。

コモンマーモセット
3頭いるコモンマーモセットが館内を縦横無尽に行き来する。肩や頭に乗ってくるかも!?
オグロプレイリードック
上・オグロプレイリードックの「どんぐり」。大きな木製のおうちは、ヤギの圧力から逃げることもできるし、
ウサギの「ミリーちゃん」と仲良く過ごすこともできる自慢のおうち。
下・チンチラさんのおうちは、変化に富んだ贅沢な空間です。イイねぇ。きみのおうち!

「PAW」の奥には、犬と猫の部屋もある。最近同居となり益々賑やかになった。広い庭に続く扉は解放されていて、犬も猫も自由に外へ出られ、時には大きなリクガメも通過! みんな本当にのびのびと過ごしている。

「PAW」を知ったきっかけは、この犬たちのお散歩ライブだった。忙しい飼育員さんが、時には歩かない子を抱っこして、全頭ノーリードで自然豊かなパーク内を散歩させている姿に心動かされた。犬種による性格や、表情を見ていると犬の魅力が理解でき、このライブで犬にはまった視聴者は、私を含め少なくないと思う。(気になる方は是非アーカイブで見てください #PAW)

もう一つ、犬がシニアにさしかかると引退させるシステムが素晴らしい。視聴者的には寂しいけれど、犬の余生を考えてのこと。近しいスタッフのおうちでゆっくり余生を過ごす子が多いみたいです。接客は人間が思う以上に、犬にストレスを与えてしまう。残りの余生は大好きな飼い主さんを独占して、いっぱい甘えてほしい。

きなこ
上・「PAW」一番のお転婆さん「きなこ」。電池切れかな?8歳には思えない元気っ子です。
奥にはマイペースな柴犬「いなり」。
下・お散歩リーダー「メイ」。ボーダーコリーらしい賢さでみんなを見守ります。
何かあると飼育員さんにしっかりお知らせします。
リボンちゃん
「リボンちゃん」はお客さんの膝の上が大好き。誰か来ないかなぁ~
この日、初対面の私の膝でもお昼寝、降りてもらうのが可哀想なくらいだった。
長崎バイオパーク PAW
飼育員さん曰く、猫の「ボンレスゾーン!」下から触っても起きません。猫ってこんな場所好きですよね。
アメリカンカール
猫部屋はキャットウォークが充実していて、思い思いの場所でリラックスできる。冬はこたつも登場する。
風格を感じるアメリカンカールの「カール」かっこいいねぇ。
アメちゃん ショーちゃん
カメラ目線いただきました~。アメショは2匹いて、「アメちゃん」と「ショーちゃん」がいますが、写真はどっちかな・・・
ベンガル
運動量の多いベンガルも、広いお庭で満足そう。「いってきま~す!」

一通り見終えたら、お気に入りの場所に座ってみるのもおススメです。(料金体系が1時間ごとなので、時間が足りないのですが・・)そうすると動物の方から興味を示してくれ、距離が縮まります。

ということで、SNSをきっかけに、長崎バイオパークとPAWを訪れましたが、そこは開園当初からの「動植物本来の生態系に近い環境をつくり上げる」という理念が受け継がれた素晴らしい動物園だった。そして改めて、地球生物の一員として!動物との共存を考えながら、日々学び、行動していくぞ~。

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