十献目
酒 / 乾坤一 純米酒・愛国（宮城県）
肴 / かますごとあげ炙り
大沼酒造店
乾坤一 純米酒・愛国
原料米 愛国
精米歩合 六〇％
日本酒度 +4
酸度 2.0
アルコール分 16％
産地 宮城県柴田郡村田町
大沼酒造店は、東日本大震災で壊滅的な被害を受け「また酒を造ろう！」と蔵の大規模な改築工事を行った酒蔵。
この「愛国」は、明治期に作られていたお米で、コシヒカリやササニシキの祖先にあたり、
このお米を地元農家さんに依頼し復活させた純米酒。
香りは控えめで、古代米の野性味や素朴さを活かした飲みごたえのある味わいはお燗に最適。
再生と復活の酒、コロナ禍からの復興に向け一献だ。
あわす肴
かますごとあげ炙り 580円
古代米の野性味や素朴な風味の酒には、やはり素朴な酒の肴の定番がいい。
敷き布団のように敷かれた「薄揚げ」は、いつもの大将お気に入りの豆腐屋のもので、
良い油で揚げているので口に残らない。
その上でワラワラと寝ているのが、ちょい小振りのきびなごだ、一口齧れば、苦みが広がる、
野性味のある「愛国」にあうのだ。
出来れば、掛け布団の薄揚げもう一枚（笑）！
出来る範疇でコロナ予防のための対策を心がけている「ムラタ屋」。
だが、また「緊急事態宣言」のため8月いっぱいは休店だ・・・。
いつになれば、好きな時に静かに、日本酒を楽しむことができるのだろうか。
舞台となる酒場とは
酒のムラタ屋
大阪府大阪市西成区天下茶屋2-21-13 2F
大阪の下町、南海電鉄・天下茶屋駅下車すぐにある。オレ的、大阪府内で五本の指に入る名店だ！適度に距離感を保ってくれる大将と店員。常時、20種類以上ある日本酒銘柄。それに合わすのは、大将の腕を振るった肴が塩梅バッグン。
