十六献目
酒 / 七福神 純米酒(岩手県)
肴 / 白ばい貝の煮付け
菊の司酒造株式会社
七福神 純米酒
原料米 ひとめぼれ(岩手産)他
精米歩合 六五%
日本酒度 +3
酸度 1.7
アルコール分 15%
産地 岩手県盛岡市紺屋町
マイルドなコクに定評のある七福神の純米酒。特別感は全くないが(笑)、地元では晩酌の友として人気の定番商品だそうだ。
特別感はないが、長く愛される酒には作り手のこだわりがある、原料米は岩手の沃野で育てた「ひとめぼれ」などの飯米を使用、発酵には第一にバランスを大事にして軽すぎず重すぎず、しっかりと仕上げている。
純米酒らしいふくよかな米の旨みを、燗で存分に楽しめる酒だ。
あわす肴
白ばい貝の煮付け 600円
太平洋側の酒に対して選んだ肴は、日本海側の「白ばい貝(エッチュウバイ)の煮付け」だ。一ツブの大きさが八センチ以上はあるのが嬉しい! それが三ツブも入っているぞ。味付けはいたってシンプルに酒、みりん、醤油、砂糖で煮付けただけだが、貝の表面に付着している汚れを丁寧に取り去りキレイに仕上げ色白美人の貝にしてくれている(喜)。
貝殻から反時計回りに回転させながら、ワタまでキレイに抜き取るのが「肴」の要だ! 白ばい貝のワタは、クセは少なく苦みもほぼない(少しはあるよ)。身本体は上品な甘味でコリコリ食感がいいんだよな、それとメスがあたれば卵巣部分がまた旨い、太平洋側「酒」VS日本海側「肴」最高の勝負の夜だった。
バイ貝の殻は薄いですぐ割る、破片は鋭くのんべには、大変危ないから気を付けて頂くことだ。
コロナ休業要請中、大将の一枚。
休業中でもたまに店にきて、掃除などをしているらしい(好きなんだね、この仕事)。
「暇な時なら、作れるものなら作るよ!」と太っ腹な大将。でも、暇なときてそう無かったけどな・・・。
大阪府のコロナ予防のガイドラインに添い、出来る範疇でコロナ予防のための対策を心がけていますよ。
もちろん大阪府「感染防止認証ゴールドステッカー」店です安心です。
舞台となる酒場とは
酒のムラタ屋
大阪府大阪市西成区天下茶屋2-21-13 2F
大阪の下町、南海電鉄・天下茶屋駅下車すぐにある。オレ的、大阪府内で五本の指に入る名店だ!適度に距離感を保ってくれる大将と店員。常時、20種類以上ある日本酒銘柄。それに合わすのは、大将の腕を振るった肴が塩梅バツグン。