三九献目
酒 / 六友(りくゆう) 純米吟醸 原酒(京都府)
肴 / 甘鯛開き
羽田酒造
六友(りくゆう) 純米吟醸 原酒
原料米 五百万石・京都産
精米歩合 50%
日本酒度 +3
酸度 1.5
アルコール分 17.5%
産地 京都市右京区京北周山町
今宵は「雅」に京酒の一献を楽しむ。京都中心部から車で約1時間の桂川上流域、森林に囲まれた自然豊かな場所にある羽田酒造さん。その蔵は、なんと築100年を越え、地域の文化財産になっているらしい! その蔵で育てられた「六友(りくゆう)」をいだく。この銘柄の由来は唐時代の詩人「白居易」の漢詩から名付けられたそうだ。その漢詩を簡単に説明するなら「音楽、文学、酒、雪、月、花、(これが六人の友)を愛でる心があれば楽しく生きられる」 まったくその通りだ!
さて、その酒の味は。冷やで味見をすれば、生原酒の酸味と香りが抜けたあとに、旨味が広がる。若々しい力強さがある酒だ。
だけど、少し若いのでカドがある印象だ、それならば「ぬる燗」でカドをとってやろう〜! う〜ん、旨くなった、口の中にはんなりした柔らかさと、上品な旨味の落ち着きを感じさせる、京都のいい酒だ。
あわす肴
甘鯛開き 950円
雅な京酒には、贅沢な高級魚・甘鯛の御かしら付きで〜、と言っても一夜干しだけど(笑)。まぁ、立派なサイズが出てきてしまった! 尾を入れずに27センチはあるだろう。淡白な白身が干すことによって、ばつぐんの旨味に変り、軽い塩を感じる皮は原酒の肴にぴったしだ。油の乗っている部位の後味を、さっぱりさせてくれる若き酒「六友」! ナイスなチョイスだと自画自賛(笑)。あっ、それと。白居易さん、友にもう一つ「肴」を追加でお願いします。
今夜もやはり繁盛している〜。肴に焼き物を頼んでしまって・・・すみません(笑)。
「ちょっと、時間かかるので、これでいっといて!」と『ふき味噌』をいただいた。サイコーの肴です。
ムラタ屋では、今現在も大阪府のコロナ予防のガイドラインを遵守して「安全・安心」の上、楽しく呑んでいただけるように努力していますよ。
舞台となる酒場とは
酒のムラタ屋
大阪府大阪市西成区天下茶屋2-21-13 2F
大阪の下町、南海電鉄・天下茶屋駅下車すぐにある。オレ的、大阪府内で五本の指に入る名店だ!適度に距離感を保ってくれる大将と店員。常時、20種類以上ある日本酒銘柄。それに合わすのは、大将の腕を振るった肴が塩梅バツグン。