後藤酒造場
颯 山廃純米
原料米 山田錦
精米歩合 60％
日本酒度 ＋3
酸度 1.8
アルコール分 15~16％
三重県桑名市大字赤尾
本日は「その手は桑名の焼き蛤！（笑）」の三重県桑名から、「後藤酒造場」さんが醸造する「颯（はやて）山廃純米」で一献。
この酒蔵は、家族で酒造りをする小さな酒蔵なんだけど、創業の志の高さに感銘を受けた！ それは、桑名西方に、古代朝廷の醸造に従事した部民「味酒臣（うまざけのおみ）」ゆかりの地があるらしい。その地で長年歴史を刻んでいた酒蔵が、突如廃業することになった～。そのことを知った後藤宗左衛門（初代・創業者）さんは「歴史を途切れさせてはいけない」と、酒蔵を買い取り創業した。なんと志高きお方だ！！
その思いを胸に頂こう！！ 猪口を鼻先に運べば、緑葉のような爽やかな香りがする、口に含めば米の旨味が颯の如く追いかけてきた～。当然、山廃仕込の酸味もちゃんと感じる、後口にはキレのある旨酒だ。燗にすれば、さらにキレ味が増しますぞ！ 「その手は桑名の焼き蛤」じゃなかった！ 一度、この手に乗ってください、裏切らないお酒です（笑）。
あわす肴
おでん 厚揚げ 200円 牛すじ 280円
本日の肴はどんなお酒にでも合う、万能肴「おでん」にした。ムラタ屋では冬季12月から2月まで隔週で「おでん」がメニューに上がる。今シーズンは一度も食べていなかった・・・、今日のような寒い夜にはこれに限る！
透明な出汁に浸かってしっかりと味が染みた「厚揚げ」、「牛すじ」とは名ばかりの柔らかく赤身を感じさせるムラタ屋の「牛すじ」。出汁の旨味と酒の米の風味が「早く、春よこい！」と颯のように通り過ぎていった。
週の始まり「月から水曜日」は比較的に空いていますよ。「金・土曜日」に来店の時は電話で空き情報を確認がおおススメです。
舞台となる酒場とは
酒のムラタ屋
大阪府大阪市西成区天下茶屋2-21-13 2F 日曜定休
大阪の下町、南海電鉄・天下茶屋駅下車すぐにある。オレ的、大阪府内で五本の指に入る名店だ！適度に距離感を保ってくれる大将と店員。常時、20種類以上ある日本酒銘柄。それに合わすのは、大将の腕を振るった肴が塩梅バツグン。
